茂木喜久雄

 

 

茂木喜久雄
 日本は進化せずにはいられない
 本当の「錬金術」とは土のことであるホイットマン
 

 土地にはたえず腐ったものや死んだものが投げ込まれているのに、土地そのものは病にかかわらず、生き生きとして、健康な草木や野菜や、果物や、穀物をなぜ届けてくれるのか。鳥は舞いうたい、家畜はつぎつぎに生れ育つ、なんという錬金術、土のゆたかな分解力だろう。すべては清潔であり、水は美味であり、何一つ毒なものはない。
                                        − ホイットマン

 日本は、どんな国なのだろうか?

 日本は雨の国である。
 日本の年間降水量は1815ミリである。これに対して、世界平均は730ミリ。日本は実に世界平均の2倍以上の雨が降っているのだ。先進国の欧米は500ミリ以下。しかも、日本は国土の67%が山林なのである。これは、アメリカで32.7%、ヨーロッパで20%〜30%であり、65%を超えるとなるとブラジルの66.9%やインドネシアの64%などの熱帯雨林地帯と同じくらい山林に覆われているということになる。
 こんなに豊かな水と緑を持った国がどこにあろうか?
 

 日本は豊かな陽光と降水に恵まれた国である。光合成機能と天然の保水機能を持つ森林から湧き出た水はいったん水田にプールされたのちに、河川を経由して四方の海に出る。
 水田を中心とした国土保全システムは江戸時代に完成した。それは、狭い土地ではあるが、連鎖性とリサイクル性に富み、緑の大地とその水の力を基礎に商品開発、工業化が進んだ。


                                                   小島 慶三 『農に還る時代』より

 日本は、国土は狭いがそこには実り多い自然が存在し、我々はそれと共存することによって、豊かさを実現していった。 その水、土、緑のリサイクルこそが日本経済発展の源泉だといえよう。
  為せば成る
 上杉鷹山
アメリカ大統領ジョン・F・ケネディやビル・クリントンが、日本人の政治家の中で一番尊敬している人物として上杉鷹山を挙げている。彼はいったい何者? 
 

 

 

 


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